【開催報告】はじめての瞑想体験会 in 広島
更新日:8月27日

2026年8月22日、広島県世羅町にある、ten研究員のカフェ「でかろぐ」にて、瞑想師 maroによる「はじめての瞑想体験会」を開催しました。
今回の体験会は、瞑想に興味はあるけれど、
・無になるのは難しそう ・考えごとを止められる気がしない ・ちゃんとできるか不安
と感じている方にも、気軽に瞑想に触れていただくために企画したものです。
当日は、瞑想についてのお話から始まり、身体をゆるめるワークを行ったあと、P.I.E.R.O.の周波数音源制作チームがこの日のために開発したオリジナル音源を使って、瞑想を体験していただきました。
1. 瞑想は、頭の中を完全に空っぽにすることではない
私たちの意識は、日常の中で絶えず外側へ向いています。
目に入るもの。 聞こえてくる音。 スマートフォンから流れ込む情報。
誰かの言葉や表情にも反応しながら、次に何をするか、どう答えるかを考え続け、身体を休めているつもりでも、頭の中では、考え、判断し、反応する働きが続いています。
瞑想は、その働きを無理に止めることではありません。
考えに巻き込まれている状態から少し距離を取り、「今、自分の中で何が起きているのか」に気づいていく時間です。いわば、脳のギアチェンジ。
外からの刺激にすぐ反応する「考えて反応するモード」から、自分の内側で起きていることに気づく「観察するモード」へ意識を少しずつ切り替えていくことが瞑想です。
2. 身体から、意識の状態を変えていく
意識や脳の状態は、直接目で見ることができません。そこで瞑想では、呼吸や身体感覚など、自分で確かめられるものを入り口にします。
息を吸っている。
息を吐いている。
身体に重さがある。
床や椅子に触れている。
普段は意識に上らない、ごく身近な感覚へ、少しずつ注意を向けていきます。特別なものを感じる必要はありません。
呼吸が浅ければ、浅いことに気づく。 身体に緊張があれば、緊張していることに気づく。
それをすぐに変えようとせず、まずは、今の状態をそのまま確かめます。それは、思考に集まり続けていた注意を、呼吸や身体へ戻していく行為です。
そうすることで、外側へ向き続けていた意識が少しずつ静まり、「今ここ」へと戻っていきます。
3. 開発した瞑想音源。音に導かれて、静まっていく
今回使用したのは、P.I.E.R.O.の周波数音源制作チームが、この日のために開発したオリジナル音源です。これは、瞑想の背景に流すためだけの音楽ではありません。
音の広がりや重なり、細かな変化が、意識の切り替えと、瞑想への自然な没入を支えるように設計されています。
瞑想を始めたばかりのときは、 ・集中しなければ ・考えごとを止めなければ ・うまく瞑想に入らなければ
と、つい頑張ってしまうことがあります。
静かになろうと力を入れるほど、かえって頭の働きが強まることもよくあります。今回の音源は、自分の力だけで瞑想の状態をつくろうとするのではなく、音に意識を預けることで、自然に内側へ入っていけるようにつくられています。
何かを想像しなくてもいい。 特別な感覚を探さなくてもいい。 ただ音を聴き、その広がりや移ろいに身を預けていく。
外側の刺激や考えごとを追い続けていた注意が少しずつ静まり、今ここにある身体や呼吸を感じやすくなっていきます。周波数音源は、瞑想に添えるBGMではなく、瞑想そのものを支える一つの技法です。
今回は、これらを入り口にして、「考えて反応するモード」から「気づいて観察するモード」への切り替えを体験していただきました。
4. 大切なのは、目を開けたあと
瞑想中には、光や色が見えたり、身体が広がるように感じたり、時間の感覚が変わったりすることがあります。一方で、考えごとが浮かび続けたり、何も起こらなかったように感じたりすることもあります。
瞑想の中で、どのような体験をしたかによって、瞑想が「できた」「できなかった」と判断する必要はいっさいありません。
私が大切にしているのは、目を閉じていた時間よりも、目を開けたあとの自分を見ることです。
呼吸が少しゆっくりしている。
身体の力が抜けている。
頭の中に、わずかな余白がある。
いつもならすぐに反応する場面で、一呼吸おくことができる。
瞑想による変化は、特別な体験としてではなく、こうした日常の小さな違いに表れてきます。自分が何を感じ、何に反応しているのかに気づくことができれば、反射的に動くのではなく、どうするかを自分で選べる余地が生まれます。
その余地が、日々の選択や、人との関わり方を少しずつ変えていきます。
瞑想は、日常を忘れるための時間ではありません。自分の状態に気づける場所へ戻り、目の前の日常を、もう一度自分の感覚で生きていくための時間です。
瞑想によって日常から離れるのではなく、瞑想によって、より深く日常へ戻っていく。
ご参加くださった皆さま、会場となった「でかろぐ」の皆さま、そして、この時間をともにつくってくださった皆さま、本当にありがとうございました。
次回は、9月12日(土)に開催いたします。



































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